佐藤前会長からバトンを渡していただき、地球市民の会会長に就任しました小原嘉文です。
地球市民の会創設者の古賀武夫さんから「新しい国際交流団体を佐賀で設立したいので協力して欲しい」と相談を受け、設立発起人になったのが1983年。第2代目の会長を務めたのが1986年から1993年なので、地球市民の会との関わりは37年間にもになります。
地球も世界も世間も大きく変わり、地球市民の会の役割、社会から求められていること、事業内容も変化しました。
私なりに地球市民の会に求められていること、進むべき方向を見出して会員の皆様とともに進んでゆきたいと思います。
コロナ禍のために例年のような形の理事会、総会は延期になりましたが、先日久しぶりに理事会に出席して色々と感じることがありました。
変わってないと思ったことは、議論百出、遠慮せずに言いたいことは発言する、妥協しない、なあなあで済ませない、といった地球市民の会らしさは以前のままでした。嬉しくなりました。当たり前のことのようですが他の団体ではなかなかできないことです。
少し危機感を感じたのは会員の高齢化です。高齢者の仲間入りした私が言うのもおかしいのですが、理事会メンバーの平均年齢も毎年高くなっていると思います。20代、30代の若者が興味を持ち、会員になり積極的に発言、活動できる各年齢層のバランスの良い会員構成が必要だと思います。
会員の皆様、山口理事長はじめ理事・役員の皆様、事務局員の皆様と共に「世界の平和と親善、地域社会の向上発展に寄与する」という会の目的に向かって邁進したいと思います。宜しくお願い致します。
【小原嘉文(こはら・よしふみ)】
1954年 嬉野市生。フレッチャー法律外交大学院(米国)修了。
慶應義塾大学在学中より末次一郎事務所ボランティアスタッフとして、韓国訪問、日ソ専門家会議、機関紙「新樹」の編集などに携わる。
佐賀に帰省後、1983年より青年会議所の活動を通じて青年海外協力隊帰国隊員の支援を担当した。1988年度佐賀青年会議所理事長、1994年度日本青年会議所会頭。同年北方領土ビザなし渡航の団長を務めた。
1983年に設立した地球市民の会の設立発起人に名を連ね、1986年~1993年に2代会長を務めた。青年海外協力隊の支援活動は、長年、地球市民の会において実施してきたが、2008年に「佐賀県協力隊を育てる会」を創設して会長を務め、現在に至る。
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