ウクライナ危機に関して緊急声明

  

ウクライナ危機で想うこと

「国境も宗教も言語も民族も超えて、人と人が、互いに顔を見合わせ、多くの対話と理解をもち、心と心をつなげていく。他人が喜べば自分もうれしい。他人が感動すれば自分も泣ける。他人が幸せだと感じることは自分も幸せだと感じる…」(橋本和喜著『世界を翔た異風者』より)

地球市民の会は1983年、故・古賀武夫のこの思いから佐賀で生まれた団体です。国同士はいがみ合いを続けていた韓国から、日本語を学ぶ大学生を佐賀に招いて草の根交流をしたり、タイやミャンマー、スリランカでの国際協力をしたりと、常に大きな「地球市民」としての意識を養う場づくりを続けてきました。

地球市民の会が目指す最終目標は、世界平和です。


「全人類の平和なくして国家の平和も個人の真の幸福もあり得ません」
(当会設立者 古賀武夫「設立20周年挨拶」より)との願いからです。

 この思いは、2015年9月、全ての国連加盟国によって採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも反映されています(「平和なくしては持続可能な開発はあり得ず、持続可能な開発なくして平和もあり得ない。」:同前文より)。

世界では今、その「平和」や「個人の真の幸福」を脅かす事態が起きています。

私たちは、「どの国が悪い」などと糾弾するつもりはありません。ただ、争いにより、血を流した人、いのちを落とした人が出た事態からは、目を背けることができません。

ほかの人の幸せを願うと、心が温かくなる。世界中が、そんな温かい心を持った人ばかりだったら、戦争も、人種差別もいじめも、きっとなくなる。困っていたり、つらかったり、悲しかったりする人たちに寄り添い、世界中からたくさんの「ありがとう」を届けるのが、私たちの存在意義です。だからこそ、この“幸せの危機”に対し、地球市民としてできる行動を起こしていきます。どうぞよろしくお願いします。

 

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