2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。
2030年までの達成に向けて、
SDGsは、政府機関だけでなく、
企業、NPOセクターも含めて取り組む重要な指針となりました。
今後、SDGsを達成していく人材の育成が求められています。
地球市民の会では、
2018年まで開いた日中韓大学生交流「TOMODACHI100プロジェクト」を発展させ、
交流のみならず、SDGsや世界の動向を理解し、
2030年に向けた行動を考えることのできる人財を育成する
「SDGs Academy SAGA」を企画しました。
九州でSDGsに取り組む先進地などの視察を通じてSDGsに対する知見を深め、
さらにはSDGs達成に向けてどのような行動や協働、連携ができるかについて考えます。
また、同年代の若者たちが国籍を超えて寝食をともにし、交流することで、
お互いの知識認識理解だけなく、友だち関係も構築できることを期待しています。
活動
中国や韓国、日本は全国から20名程度佐賀に集まり、SDGsや世界の動きについて学ぶ講習やセッションを行います。
2024年の活動
日程:2024年2月16日(金)~2月23日(金)
4年ぶりの開催となる、SDGsアカデミーは、
佐賀で 「災害・防災・減災」をテーマに、SDGsに関する研修を行いました。
日中韓の大学生が最初3泊はホームステイを、残りの期間はゲストハウスに宿泊し、国際交流をしながらみっちり学び合いました。
災害支援現場で活躍されている方々のお話を聞きに行き、
最後には、総まとめとして各自の「防災で、災害時、災害後の復旧復興時に自分ができること」をテーマとした発表会を実施し、とても充実した時間となりました。
参加者:中国在住中国籍学生5名、韓国在住韓国籍学生5名、日本人学生2名、実行委員会
韓国釜山地域との国際交流を行っていました。1988年からの交流が始まり、これまで1000人以上の韓国の方々が佐賀に訪れました。
交流を通して、お互いが理解し合い、将来の東アジアを牽引する若者を育成しました。
LCC(格安航空会社)である中国の春秋航空と韓国のティーウェイが
佐賀空港と就航により、佐賀と中国・韓国との関係がより近くなりました。
同じ地球に住む家族として、また歴史的にも関係の深い隣国だからこそ中国・韓国とのより良い未来を構築することが必要かと思われます。交流を通して、相互の家族が訪問しあえるような
国境を越えた「心の家族」になる第一歩となると思い、ホームステイや日本文化体験などの交流イベントを企画しました。
日韓は今や友好を図るだけではなく、ともに東アジアのリーダーとして、東アジア、世界の問題をともに解決していくパートナーになる時代になったと、 日韓の大学生が地球的問題(グローバル・イシュー)をそれぞれの国の田舎に合宿して語り合います。
夏には日本の佐賀県佐賀市富士町の中山間地の集落で、冬には韓国釜山近郊でホームステイやまち歩きを行い、問題・課題を学び解決に向けての話し合いなどを行いました。
日韓の関係性が今よりも良好な状態ではない時代に、両国の偏見と誤解を払拭するためにかちがらす計画は始まり、1988年に初めての訪問団を迎えました。
1年目の年は39名。参加者はホームステイやシンポジウムを通して、多くの日本人と交流を行いました。2年目以降は100名を超える人数の参加でした。
4回目の時は、佐賀県の肥前町で行われたシンポジウムでは、「人と人、心と心の交流に国境はない」と肥前町宣言を行いました。
かちがらす計画は当初の歴史的使命は達成できたということで1994年が最後のかちがらす計画であり、7年間で参加した韓国人は延900名近くの方が来日しました。
民間による日韓交流事業で、900名近い人たちを招へいしたのは戦後最大の日韓交流事業と称されるほどの事業になりました。
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