シャン州インレー湖周辺における森林破壊は、移動式焼畑農業の実施や、生活用・作物乾燥用の薪伐採など様々な要因から拍車がかかっており、非常に深刻な状況となっています。さらに森林破壊による湖への土砂流入が激しく、湖の生態系にも影響を及ぼしています。
環境破壊を食い止め、インレー湖の美しい景観、昔ながらの生活を守るために、私たちは地域の人々やお坊さんたちと一緒に毎年1万本以上の植林を行い、森林造成に取り組んでいます。地域に自生する木だけでなく、マンゴーやアボガド、モリンガ、チークなど、将来販売して収入を得ることができるような樹種も植林しています。
また、子供を含む地域住民に植林の必要性や木の大切さを理解してもらうためのセミナーを開催し、”地域で環境を守る”という意識を育てることに力を入れています。
(財源:緑の募金、地球環境基金、地球環境日本基金、三井物産環境基金、日本国際協力財団)
シャン州マインピン地域はこれまで大規模な伐採が行われたり、農地開発のために森が失われてきました。また内戦の影響で発展が遅れ、農業を営む地域住民の生活も困窮しています。
当会と現地NGOであるTPAMyanmarは協力して、現地で植林、緑化体制の整備、アグロフォレストリーの推進、環境教育などを実施し、持続的な緑化のしくみづくりを行っています。
地域の住民のみなさんは積極的に取り組み、苗づくりや植林にも参加しています。自主的にアグロフォレストリー農園を実施する農家さんも見られるなど、環境を守りながら農業を営む暮らしへのシフトが期待されています。
(財源:三井住友銀行ボランティア基金、地球環境基金、積水ハウスマッチングプログラム)
過度の森林伐採により木が無くなってしまったハムシー地区の森林復元計画を実施しました。
(地球市民の会熊本(コミネット協会)とのジョイント事業です。)
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