開発支援

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シャン州ライサック農業堰整備事業(2022年3月~2023年3月)

ミンダ町給水設備整備事業(2019年1月~2020年1月)

ピンラウン給水設備整備事業(2017年9月~2018年9月)

シーサイン地区農業用水設備整備(2016年9月~2017年9月)

シーサイン地区給水設備整備(2015年9月~2016年9月)

チャウタロン地区給水設備整備(2014年10月~2015年7月)

インレー湖給水設備整備事業(2013年11月~2014年7月、2016年11月~2017年3月)

タンテ地区農業灌漑設備整備(2011年8月~2012年6月)

マジーピン村・パリリン村間の道路整備(2010年10月~2011年6月)

チャウス―地区電化事業(2008年6月~2009年4月)

カックー地区電化事業(2004年~2005年11月)

 

 

 

シャン州ライサック農業堰整備事業(2022年3月~2023年3月)

 

場所:シャン州 タウンジー県ホッポンタウンシップ、ライサック地域

 

概要:農業用水灌漑施設の整備、循環型農業の普及、営農体制整備、環境保全知識の啓発

 

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

 

本事業地域の住民は100%農業に従事しており、住民協働で稲作のために森から木や竹を伐り出し、手作りの灌漑施設を作ってきました。

しかし毎年多くの資材を使って作り直す堰は労力と環境破壊の面から非常に負担となっていました。また大雨等で堰が壊れ必要な時期に

うまく配水できないこともありました。

 

本事業では、農業堰を整備するとともに、住民が水資源管理や灌漑営農できるよう指導しました。また、循環型農業の普及や環境保全知識

の研修等も行いました。

 

今回信州大学渡邊教授にもご協力いただき、農業に関する環境データを取得できる資機材を現地に導入し、それらのデータの活用方法も

研修で教えていただきました。


ミンダ町給水設備整備事業

 

期間:2019年1月~2020年1月

場所:チン州 ミンダ県 ミンダタウンシップ

概要:飲料水・生活用水給水設備の整備、保健衛生知識の普及、維持管理体制の整備

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

ミンダ町にある既存の給水施設は欠陥が非常に多く、町に住む約1万2,000人が必要とする水を配水することができませんでした。特に暑季には深刻な水不足に陥り、月に1~2回しか配水されないため、水汲みの負担が大きくなっていました。また、衛生状態の悪化により感染症が蔓延し、健康被害も起きていました。

このプロジェクトでは、水源から町内までの約22kmを結ぶ給水設備の整備(取水タンク、浄化槽、貯水タンク、配水パイプの設置等)を行いました。同時に、維持管理委員会の組織と基金創出に向けたルール作りも実施しました。

また、水をいかに有効に使用し、清潔・健康を保つかについての啓発活動を行うため、日本人歯科医をはじめとする専門家の協力を得ながらパンフレット・ポスターの作成も行いました。

 

 


ピンラウン給水設備整備事業

 

期間:2017年9月~2018年9月

場所:シャン州 タウンジー県 ピンラウン郡

概要:飲料水・生活用水給水設備の整備、循環型農業指導員の育成、農業研修・保健衛生研修の実施

実績額:84,653,602円

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

ピンラウン地域は険しい山岳地域で、住民が利用するほとんどの水源が居住地よりも標高が低い場所にあります。水タンク所有家庭は約40%、うち4カ月分ほどの水を確保できる大きなタンクの所有家庭は約20%にとどまり、住民は急な山道を毎日水くみに行かねばならず、大変な労働となっていました。

濾過用タンク、揚水タンク(7,600ガロン)、配水用タンク(86,000ガロン)、各集落での貯水タンク(7,600ガロン)などを設置。約7ヵ月間続く乾季でも、5村1区・約13,400人が十分な水を確保できるようになりました。

また、同時に開催した農業研修には905名、保健衛生研修には728名が参加し、生活水準向上のために水をどのように利活用するかを学びました。

 

 


シーサイン地区農業用水設備整備 

 

期間:2016年9月~2017年9月

場所:シャン州 タウンジー県 シーサイン郡

概要:農業用水給水設備の整備、循環型農業指導員の育成、農業研修・保健衛生研修の実施

実績額:70,958,365円

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

 

 

2015年9月~2016年9月にかけて、シーサイン地域で飲料水・生活用水の給水設備整備事業を実施しました。(下記参照) その設備で余剰となった水を農業用水として活用するために、新たに全長1.5マイル(2.41)の農業用水路と、貯水のための全長375フィート(114m)の堰を整備しました。また、男女別の公衆浴場を堰の周辺に設置し、いつでも水浴びができる環境を整えました。

同時に開催した農業研修には900人以上、保健衛生研修には1200人以上が参加し、前年に引き続き多くの人々に新たな知識を提供することができました。

 

 


シーサイン地区給水設備整備

 

期間:2015年9月~2016年9月

場所:シャン州 タウンジー県 シーサイン郡

概要:給水設備の整備、循環型農業指導員の育成、農業研修・保健衛生研修の実施

実績額:79,417,673円

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

ミャンマーは、安全な水にアクセスできない人口の割合が東南アジア諸国の中で最も高く、水に起因する病気や水汲みの負担が大きな問題となっています。

本事業では、ろ過タンク、揚水ポンプ、貯水タンク(10万ガロン、8万6,000ガロン、6,540ガロン)、配水パイプなどを整備し、約3,100世帯への配水が可能となりました。今後も地元の人々が設備を管理していけるよう、維持管理体制の整備も行いました。

また、農業研修と保健衛生研修も実施。参加者数を当初の見込みを大きく上回り、人々の関心の高さが伺えました。

 

 


 チャウタロン地区給水設備整備

 

期間:2014年10月~2015年7月

場所:シャン州 タウンジー県 チャウタロン郡

概要:給水設備の整備、保健衛生研修の実施

裨益者数:約12,500人

実績額:42,856,230円

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

以前この地域の人々は、1~2時間もかけて水を汲みに行っていました。

本事業では貯水タンク、揚水用パイプ、モーター、エンジン等を整備し、2,113世帯への配水が実現。年間を通して飲料水を確保することが可能になり、農作業や学業に使える時間が大きく増えました。

また、専門家による保健衛生研修を10回実施し、1,000人以上が参加。衛生習慣を身につけ、病気の予防にもつなげることができました。

 

 


インレー湖給水設備整備事業

 

期間:2013年11月~2014年7月、2016年11月~2017年3月

場所:シャン州 タウンジー県 ニャウンシュエ郡 イェピョン地区

概要:給水設備の整備、軟水器の設置

裨益者数:約15,000人

実績額:63,099,077円、32,000ドル

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力、ミャンマー春光懇話会

ミャンマー有数の観光地インレー湖周辺では、インダー族を中心に30以上の少数民族が水上生活を送っています。

彼らは昔からインレー湖の水を飲料水・生活用水として使用してきましたが、近年、合成洗剤やシャンプーの使用など生活様式の変化、浮畑栽培で使用される化学肥料や農薬等による水質汚染が進んでいます。その水質は飲料水・生活用水に適しているとは言えず、住民自身の生活を脅かしている状況です。

生活水準の低い同地域では、衛生的な水にアクセスできる割合は50%と低く、下痢や赤痢などの汚水摂取を原因とする病気が蔓延。数名が死亡した例も報告されています。

本事業では、水源地から2つのメインタンクへ揚水、そこから計22kmにわたり給水パイプを敷設し、4村落郡に住む約15,000人に安全な飲料水を給水できるようになりました。

また2017年には、ミャンマー春光懇話会様よりご支援を頂き、軟水器も設置しました。

※事業詳細はこちら(外務省HP)

 

 


 タンテ地区農業灌漑設備整備

 

期間:2011年8月~2012年6月

場所:シャン州 タウンジー県 タンルン村

概要:農業灌漑設備の整備(堤 約1.9km、余水吐1ヵ所、取水口2ヵ所、水路全長 約3.7km)

   循環型農業研修の実施

裨益者数:約900世帯

実績額:46,438,237円

財源:外務省日本NGO連携無償資金協力

堰の決壊で農業用水の確保が困難であったタンテ地区において、農業灌漑設備を整備しました。

これにより、周辺地域の農家約900世帯が年間通じて農業を行えるようになりました。

※事業詳細はこちら (外務省HP)

 

 


 マジーピン村・パリリン村間の道路整備

 

期間:2010年10月20日~2011年6月19日(2011年7月13日開通)

場所:シャン州 タウンジー県 マジーピン村~パリリン村

概要:道路約9.8kmのアスファルト舗装

裨益者数:約22,000人

実績額:31,522,808円

財源:外務省NGO連携無償資金協力

道路の維持管理は各村の代表からなる維持管理委員会が担当。

通行料を基金とし、修繕等を行っています。

近隣住民からは「緊急な患者が出た際に病院に早くいけるようになった」「道がよくなって、農作物を痛めることなく、早く出荷して売れるようになった」などの声がありました。 

 

 


 チャウスー地区電化事業

 

期間:2008年6月~2009年4月

場所:シャン州 タウンジー県 ティパウン村

概要:小規模水力発電施設の整備、村落開発のための基金創出

裨益者数:約13,000人

実績額:12,986,228円

財源:外務省NGO連携無償資金協力

 

  

 

 


カックー地区電化事業

 

期間:2004年~2005年11月

場所:シャン州 タウンジー県 チャウタロン郡 カックー村など3村、カックーパゴダ

概要:小規模水力発電施設の整備

裨益者数:248世帯 1193人

実績額:9,643,669円

財源:外務省NGO連携無償資金協力

当時、南シャン州の電化率はわずか9%。ほとんどの人たちがロウソクや白灯油を光源として使用していました。

化石燃料による発電ではコストがかかるため、本事業では、自然から与えられる水を使用した持続可能な発電システムを導入しました。

 

 

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