SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて

 地球市民の会は、SDGsの普及に取り組んでいます

SDGsとは

皆さま、SDGsという言葉を聞いたことがありますか? 国連が定めた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに、途上国・先進国関係なく達成しようという目標です。貧困や教育、エネルギー問題、消費やパートナーシップなど、世界中で抱える問題を17に分類し、その目標値を設定したものです。これまでのように途上国で貧困などに取り組むのではなく、先進国にも数値目標が設定されたということで、地球市民の会のようなNGOのみならず、企業も率先して「弊社は事業を通じてゴール○番を達成します!」などと取り組むようになりました。
 

なぜ地球市民の会がSDGsに取り組むのか

2019年で創設36年目を迎える認定NPO法人地球市民の会は、当会の理念である「世界中のすべてのものの幸せを自分の幸せと感じられる人で溢れる社会づくり=地球市民運動」に取り組んできました。

SDGsは「誰一人取り残さない世界」を理念に掲げており、当会の地球市民運動と非常に親和性が高く、「SDGsの推進は当会の地球市民運動を推進することと同じ」であると考えています。

SDGsを日中韓の大学生が学ぶ

そのSDGs推進を具現化するために活動を進めています。

一つは、SDGsをテーマにした国際交流事業です。当会は毎年、日本語を話せる中国と韓国の大学生を対象に、佐賀でホームステイ事業「TOMODACHI100プロジェクト(通称・TOMO100)」を展開してきました。隣国同士、草の根交流を通して、相互理解をし、今後のアジアを牽引できる人材育成を目的とした事業でした。

2018年度からは、このTOMO100をさらに発展させ、日中韓の大学生がSDGsを学び、2030年にはSDGsを達成できる人材を育成することを目的とした事業「SDGs Academy SAGA」へとパワーアップさせました。期間は2019年1月26日~2月2日で、中国から6名、韓国から5名が来佐し、日本人大学生も試験前でもあったが時間が空いた時に参加をしてくれました。前半部分は、SDGsを先進的に取り組む行政や企業からお話を聞き、後半部分は学んだことを深めるワークショップを展開しました。


参加した日中韓の大学生にSDGsの中でどの問題課題への意識があるかを聞いたところ、男女ではっきりと分かれたのも興味深いものでした。
男性はターゲット8番の「働きがいも経済成長も」や9番の「産業と技術革新の基盤をつくろう」への意識を持った人が多くより、仕事に直結する部分であったように思います。一方で、女性はターゲット4番の「質の高い教育をみんなに」、5番の「ジェンダー平等を実現しよう」への関心が多数を占めました。男女間でより意識の方向が違うことがわかったのです。
期間中、インプットやアウトプットしていくうちに「国を超えて一緒に活動できるのでは?」という話も出ていました。また、社会を変革するのは若い人たちの力でもできるはずということで、今後は行政や企業にもSDGsについての提案も行っていきたいという意見も出ました。まさに、ターゲット17番の「パートナーシップで目標を達成しよう」につながる機運を高めることができたと自負しています。

ALL佐賀でSDGsを推進

また、同事業中に実施したのが、一般の方々を対象にしたSDGsに関するシンポジウムです。こちらは、佐賀県内でSDGsを広げていくためにも、行政、企業人を対象にしたシンポジウムで、基調講演としてSDGs市民社会ネットワークの黒田代表にお越しいただき、行政では先進的な取り組みを行っている静岡市様、企業では株式会社リコー様にそれぞれお話いただきました。

「SDGsとはどういうものか?」から始まり、その後、具体的な活動などをそれぞれのNPO、行政、企業というそれぞれの立場よりお話をいただきました。印象に残った言葉では、「企業の大小は関係ない。今後、SDGsを取り組まなければ淘汰される時代が来る」ということで、既にSDGsに取り組まれている団体や企業だからこそ説得力のある言葉でありました。
今回はこのシンポジウムをきっかけに今後、佐賀県内で官民連携した円卓フォーラムを定期的に実施していきます。よりSDGsを身近に感じ、自らの取り組みとして関連付けて活動していくように進めていきたいと考えています。また、高校などの教育機関へも積極的に推進を行っていき、2030年に向けて同じ志で行動できる人を増やしていきたいと考えています。こうして、目指すは「ALL佐賀でSDGsを推進できる体制」。そのかじ取り役を当会が担えればと思います。
 

 

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